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統合通貨ユーロ②(不景気の伝播)

time 2018/07/12

統合通貨ユーロ②(不景気の伝播)

統合通貨は国ごとに通貨価値を調整することができない
経済力の低い国からは通貨が抜けていき、経済力の低い国は不景気になる
通貨の流入が止まるため、経済力の高い国も不景気となり、不景気が伝播する

統合通貨ユーロ①(経済格差の拡大)で説明したように、統合通貨を導入すると経済力の高い国の通貨価値は相対的に低くなり、経済力の低い国の通貨価値は相対的に高くなります。それにより経済力の高い国が経済力の低い国に対して常に物を売る側に立つことで、経済力の低い国からは一方的に資金が抜けることとなり、経済格差が拡大します。

経済力の低い国によるサービスは、通貨価値の低さから相対的に安価であったために売ることができていました。しかし統合通貨を導入したことで「安価である」というメリットが失われ、経済力の低い国は物を売ることができなくなっていきます。統合通貨を導入しなければ、中央銀行が自国の通貨流通量を調整することで通貨価値の調整ができていましたが、それもできなくなってしまいました。

つまり、国ごとに財やサービスの保有・流通量が異なるため、本来は国ごとに通貨の価値が異なるはずなのに、同じ通貨に統合されて価値が同一となってしまっていることで、経済力の高い国へと資金が流れるのを止められないのです。

その結果、経済力の高い国には通貨がたくさんあり、経済力の低い国には通貨があまりないという状態になります。通貨が国内にないならば、物価が下がることで対応することになります。国内に通貨がなければ国民の収入も低いため、物価が下がらないと物が売れないのです。よって経済力の低い国は不景気になっていきます。

経済力の低い国の通貨が減少する(不景気になる)と、経済力の高い国が経済力の低い国に対して物を売るという流れは止まることになります(これ以上は買えない)。今まで売れていたものが売れなくなってしまうと、経済力の高い国は困ってしまいます。つまり経済力の低い国が不景気になると、経済力の高い国も不景気になります。

まとめると次のようになります。国ごとに通貨価値を調整できないために、経済力の高い国へと通貨が流れます。すると経済力の低い国は通貨がなくなり不景気になります。通貨が流れてこなくなった経済力の高い国も不景気になっていきます。

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